小坊主ぽかぽか日記

久々の瑞應寺

皆さま “禅をきく会” をご存知でしょうか。

禅や仏教に親しんでもらうために、曹洞宗が開催している仏教講演会です。

 

毎回大勢の方にご来場いただいておりますが、今年はコロナの拡散を防ぐため、ご法話や坐禅の作法を録画し、インターネットで後日配信する運びとなりました。


今日はその収録の日で、久しぶりに瑞應寺様にお邪魔しました。一度修行したことのある地へ足を踏み入れる時は、自然と背筋が伸び、小気味良い緊張を感じます。

 

山門の紅葉はまだでしたが、天然記念物の大銀杏は鮮やかに色づき始め、秋の到来を感じます。

 

 

 

山門をくぐると雲水(修行僧)さんが、境内を作務(お掃除)されていました。毎日決まった時刻に起床し、坐禅・読経の後、食事を頂き作務をする。規則正しく清らかな日々を通して、自己を見つめる。その雲水さん達のお姿がとても美しくて見惚れていました。

 

私は永平寺で修行していたとき、古参和尚さまに「修行道場を下りても修行は終わらない」と教わりました。しかし、あの頃の自分はどこへ行ってしまったのでしょう。忙しさを言い訳に、修行の心を忘れかけていたようです。

 

お坊さんの理想像はわかりませんが、今というこの尊い時間を精一杯生き抜くことが、私にできる修行だと信じ、この外界でも初心を忘れず精進して参りたいと思います。
※瑞應寺いた時は、瑞應寺以外のことを外界や娑婆世界と呼んでいました。

 

今日撮影した動画は、令和3年2月13日にYou Tubeにて配信予定です。ぜひご覧ください。私も少し映っていると思います(笑)

 

大尭 合掌

 

 

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